特殊索道安全報告書

蔵王温泉スキー場

平成18年10月1日〜平成19年9月30日

蔵王温泉観光株式会社


経営責任者のごあいさつ

お客様各位
日頃、当地蔵王温泉スキー場をご利用いただき厚く御礼を申し上げます。
この「安全報告書」は当社が輸送事業に携わり、策動の安全運行を行うために今期社内
で取り組んだ主な概要を「法制定」基づいて作成したもので、これを公表させていただ
き当社安全意識の更なる高揚を図るとともに、お客様のご意見なども頂きながら、蔵王
温泉スキー場の輸送設備をより一層の「安心、安全」を確保すべく努力いたしますので
今後ともご愛顧賜りますようお願い申し上げる次第です。

さて、当地蔵王温泉スキー場の発祥は登山道の滑走に始まり、炭焼き場は雑木林の切り
取り跡地がスキー場として活用され徐々に整備の経過を辿って参りました。特に、戦後
の国民生活の安定と向上が進むにつれ、未だかつてない観光ブームが到来し、スキーの
普及が訪れるとともに昭和25年の日本観光地百選で蔵王が第一位を占めるなど、全国に
対し確実に蔵王の知名度を高めさせて頂いたところであります。

当社は、その様な中で昭和31年に蔵王村が山形市に合併編入となることが契機となり地
元資本によって創設され此までに蔵王村として村営運行されてきたスキーリフト(蔵王第
一号機/昭和26年架設)を継承し、以来当社は索道事業を主体としたスキー場の経営と観
光事業に着手、地元との共存共栄の中で先駆者となって尽力して来た所です。
幸い、その成果もあり現在では全国屈指の広大なスキー場として温泉を備えた雪質良好
なスキー場として提供するに至りました。

当時のリフト
支柱は木製
ペアリフト

こうした恵まれた自然環境と歴史を踏まえて、此からも多くの方々に訪れて頂くために
日々精進し「安心、安全」を提供していくことが大きなサービスだと考えております。
近年の国内における輸送機関に於いてのトラブル等も多く発生している昨今ではありま
すことから、輸送事業者に於いては、何よりも「安全輸送」が第一であることを認識し
お客様に安心してご利用頂くために今後とも活力と魅力を提供していくよう努力し、役
職員一丸となって取り組んで参る所存であります。
何卒、引き続き蔵王温泉スキー場を満喫頂き、お楽しみ頂くことをお願い申し上げ
ご挨拶といたします。

蔵王温泉スキー場

蔵王温泉観光株式会社

代表取締役社長

齋藤 籐左衛門


輸送の安全を確保するための基本方針と目標

1,当社の基本方針

 当社では、下記の「規範」を掲げ、全社員は此を理解遵守して、安全に対して取り組んで参りました。

特に、安全輸送に必要な相互間の業務引き継ぎ必要な情報の共有については周知徹底に努め取り組んでいます。


2,当社の安全目標

 当社では事故の未然防止策として以下の内容を重点に掲げ、日々の安全につとめました。

乗降場の安全に関する行動

  1. 乗客の誘導、介添えの徹底
  2. 乗客行動監視の徹底
  3. 安全声かけ運動

設備の維持管理に関する行動

  1. 不良箇所の早期発見および早期改善
  2. 運航時の設備の監視
  3. 法廷検査の実施と記録の保存

今シーズンは強風、大雨などの悪天候により、一時運休もありましたが、ご利用のお客様のご協力で各現場とも
無事終了することができました。誠にありがとうございました。


3, 安全輸送を確保するために取り組んできた主な概況

当社では、臨時社員を対象にシーズン就業前に研修会を実施して参りました。
内容としては、索道に多zyさわるために必要な知識を習得していただくことが主体で、現場での業務内容、実務
訓練も併せて研修カリキュラムを組み実施して参りました。
また、シーズン中においては、全社員に対し日々の朝礼の中で、安全輸送に関する啓発、必要な業務の伝達などを
実施して参りました。

(1) 現場研修の実施状況

 

(2) 現場訓練の実施状況

近年、自動循環式索道の握策機(半つかみ状態)によって発生するトラブル、さらにこれらの対応不手際によって
事故へつながっている状況等を鑑み、半つかみ状態が発生した時の対処方法と復旧の方法について訓練を行いました


万一に備え、索道技術管理者が指導者となって、救助用具の取り扱い方法と救助の訓練について実施しました

3,安全を確保するための設備等の整備、補修状況

☆当社は、「整備基準」に添って毎年度、摩耗部品、不良部品等の交換、補修のほか定期的な設備の
オーバーホール等を実施し設備の維持管理に努めております。
また、通年的な整備としては自動循環式索道の搬機(握策器OH)および場内押す送装置の摩耗部品の
交換、線路に於いては支柱策輪関係の摩耗部品の交換などを重点的に整備しました。


支策の交換工事(第4CL)

減速器・電動機のオーバーホール工事(竜山A線PL)

支柱策輪装置関係の分解整備

4,安全管理体制と方法

安全管理の体制(組織)

当社では、下記図の通り社長をトップとする安全管理体制を構築しております。
この体制により安全統括管理者、索道技術管理者、索道主任が、それぞれの職責を明確にし、役職者がすべき
役割を担って安全を遵守し、輸送の安全を確保して参りました。


(2)安全管理の方法(取り組み)
事故防止対策会議

当社では、安全統括管理者が索道技術管理者および索道主任を招集し
定期的に(週1回を目安に)現場の安全対策に関する意見交換を行い
必要な内容については直ちに改善計画のもと、事故の未然防止に反映
して参りました。
また、協会および関係機関等からの事故等の報告、索道に関わる諸通
達等については、技術管理者を中心に関係社員に告知し、類似する事
故防止のための指示、安全に対する意識の高揚に努めて参りました。


現場巡視の実施

当社社長は、不定期的に他の役員を従い、各現場を巡視し、係員の業務実態を観察しながら、安全輸送に対する不具
合が無いか、係員に対し安全の啓発を実施しております。
また、安全統括管理者も必要に応じ、索道技術管理者とともに現場に出向き、日々の業務上での問題点、係員の不安
行動等をチェックし、事故につながる要因が潜んでいないか等を巡視し安全の確保に努めて参りました。





  • 現場からの提言等
  • 現場への指導及び改善等
  • 利用者からの苦情等

改善策の検討

(対策の分類
対策の方法
実施日の決定等)

改善の実施

作業実施済みの検証

直ちに実施


蔵王樹氷祭への参画

43回目を迎えた冬のメインイベント「蔵王樹氷祭」が盛大に開催され
多くのスキーヤー、スノーボーダーの方々に喜ばれました。


索道に関わる係員が制作したユニークな雪像等も全山のリフト乗り場に並び、祭りに花を添えました。

5,ご利用のお客様へ


ご連絡先

当社、「安全報告書」へのご感想、安全に対する取り組みに対するご意見等については、以下にお寄せください

990-2301

山形県山形市蔵王温泉上の台18

蔵王温泉観光株式会社

電話 023-694-9417

FAX 023-694-9416

mail@jupeer-zao.com